プロフィール
1924(大正13年) 広島県大竹市 生まれ。
少年時代はぜんそく気味で、目は文芸の世界に向けられていた。歌謡同人誌への投稿を経て、昭和23年「長崎のザボン売り」 「憧れのハワイ航路」 のヒットで
、キングレコードと専属契約を結び、プロ作詞家となる。
昭和26年コロムビアレコード社に転社。 「素晴らしい出会いを繰り返し、素晴らしいきずなで結ばれてきた。その歯車がどこかで狂っていたら、
50年間現役で生きられなかったでしょう、といわれる。
喚起力のある言葉、音感的にきれいな言葉、というのが作詞家としての信条。また、ひとり書斎にこもっていては、ものは書けない。ものを作る源もいろいろな人に会って、何か吸収すること。無駄なことでも、いつかは生きてくる。という先生の言葉。
半世紀もの長い年月、たくさんの作品、ヒット曲を出されており、喜寿をすぎた現在も作詞家として活躍されていらっしゃる。先生の含蓄のある言葉には、まだまだヒヨッコの私は何でも吸収し、勉強・勉強ですね。
1984年 紫綬褒章受章。 1998年
勲三等瑞宝章受賞。
作品数 約4000編。 主な作品 「逢いたかったぜ」「渡り鳥いつ帰る」「東京の人よさようなら」「港町13番地」「柿の木坂の家」「哀愁波止場」「ソーラン渡り鳥」「悲しい酒」「矢切の渡し」「さだめ川」「長良川艶歌」「酒きずな」「河内おとこ節」など、多数のヒット曲を手がけている。
「矢切の渡し」「長良川艶歌」は日本レコード大賞
2年連続受賞。 ◆参考出展:石本美由起作品集
神奈川新聞 (1998年10月より)
“作詞どっとこむ” 多岐川・戸川 編
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