(社)日本作詩家協会 名誉会長 石本美由起さん



写真提供:読売新聞社

      石本美由起代表作品

1948(昭和23年) 憧れのハワイ航路
1948(昭和23年) 長崎のザボン売り
1949(昭和24年) アメリカ帰りの白い船
1951(昭和26年) 憧れの東京
1952(昭和27年) 青春ラプソディ
1954(昭和29年) ひばりのマドロスさん
1955(昭和30年) 逢いたかったぜ
1956(昭和31年) 逢いたいなアあの人に
1957(昭和32年) 柿の木坂の家
1958(昭和33年) 港町13番地
1959(昭和34年) 哀愁波止場
1961(昭和36年) ソーラン渡り鳥
1963(昭和38年) 若い明日
1964(昭和39年) お島千太郎
1965(昭和40年) 馬鹿っちょ出船
1966(昭和41年) 悲しい酒
1967(昭和42年) 哀愁桟橋
1970(昭和45年) 人生一路
1971(昭和46年) 別れの桟橋
1972(昭和47年) 哀愁の旅路
1984(昭和59年) 矢切の渡し

作品一覧表 (pdf)

 


              プロフィール
   


1924(大正13年) 広島県大竹市 生まれ。

少年時代はぜんそく気味で、目は文芸の世界に向けられていた。歌謡同人誌への投稿を経て、昭和23年「長崎のザボン売り」 「憧れのハワイ航路」 のヒットで 、キングレコードと専属契約を結び、プロ作詞家となる。

昭和26年コロムビアレコード社に転社。
「素晴らしい出会いを繰り返し、素晴らしいきずなで結ばれてきた。その歯車がどこかで狂っていたら、 50年間現役で生きられなかったでしょう、といわれる。

喚起力のある言葉、音感的にきれいな言葉、というのが作詞家としての信条。また、ひとり書斎にこもっていては、ものは書けない。ものを作る源もいろいろな人に会って、何か吸収すること。無駄なことでも、いつかは生きてくる。という先生の言葉。

半世紀もの長い年月、たくさんの作品、ヒット曲を出されており、喜寿をすぎた現在も作詞家として活躍されていらっしゃる。先生の含蓄のある言葉には、まだまだヒヨッコの私は何でも吸収し、勉強・勉強ですね。 

1984年  紫綬褒章受章
1998年   勲三等瑞宝章受賞

作品数 約4000編。
主な作品 「逢いたかったぜ」「渡り鳥いつ帰る」「東京の人よさようなら」「港町13番地」「柿の木坂の家」「哀愁波止場」「ソーラン渡り鳥」「悲しい酒」「矢切の渡し」「さだめ川」「長良川艶歌」「酒きずな」「河内おとこ節」など、多数のヒット曲を手がけている。

「矢切の渡し」「長良川艶歌」は日本レコード大賞
2年連続受賞。
         ◆参考出展:石本美由起作品集
                 神奈川新聞 (1998年10月より)     
 

                                     “作詞どっとこむ” 多岐川・戸川 編